中国語

1 勉強開始のきっかけと狙い

  私は2009年4月からNHKラジオ講座を中心に中国語の勉強を開始しました。そのきっかけは、2009年4月号のNHKラジオ講座『まいにち中国語』から「中国の街を‘読む’『读城』」の連載を始めた毛丹青さんから、その本をプレゼントされたことです。見開き1頁のその読みものは興味深いものでしたし、毎日15分のラジオ講座なら私でもできそうだと考え、チャレンジする決心をしたのです。その決心をした狙いは次のとおりです。

第1は、2000年から始めた中国旅行が観光のみならず講義・講演・出版等々に広がり、かつ密度が濃くなってきているため、中国語を理解したいという欲求が強くなったこと。

第2は、弁護士業務においても中国関連の相談や案件が増えているため、中国語をマスターすれば幅広い中国関連業務の処理が可能になると考えたこと。

そして第3は、何よりも面白い中国の人たちと直接自分の言葉で交流できることの楽しさを想像したことです。

 09年4月から9月までの半年コースが終わると、次は09年10月から10年3月までの次のコースを始めるとともに、アンコールでやっている別のラジオ講座も平行してやり始めることになり、次第に中国語の勉強に熱が入っていきました。

2 その勉強方法

私の中国語の勉強方法は次のとおりです。

(1)NHKのラジオ講座を聴きながらそれを紙に書き、かつICレコーダーやiPodに録音する。

(2)録音したICレコーダーやiPodを使って日常的にヒアリングをするとともに、出張の際は新幹線の中で必ずヒアリングする。

(3)日曜日毎に朝9時から11時半まで近くのファミリーレストランに行き、コーヒーを飲みながら2時間半タップリと勉強する。

(4)キーになる漢字ごとに電子辞書を動かしてノートに書き写していく。そして既に20冊以上となったそのノートを、空き時間のたびに復習し、単語を習得する。

3 中国語検定4級と3級に挑戦

(1)2009年4月から始めた中国語の勉強が2年半近くになった2011年7月、私はその「力試し」にと中国語検定4級と3級の受検を
決意し、自らにプレッシャーを与えるべくその受験を公表しました。試験日直前には上海旅行や東京への出張などが重なったため十分な勉強が
できませんでしたが、それなりに集中して勉強。しかして、当日の4級はちょろいものでしたが、やはり3級はムリだと思っていたところ、
12月15日ネット上で合格したことが確認できました。

(2)そして、12月16日に届いた合格証明書によると、4級は7478名中3480名が合格。そしてリスニングの基準点が60点で得点が
85点、筆記の基準点が60点で得点が82点だったため悠々合格。3級は7693名中2416名が合格。そしてリスニングの基準点が65点で得点が70点、筆記の基準点が65点で得点が67点だったためギリギリセーフでした。合格証明書の内容は後記のとおりです。      

(3)今後さらに2級に挑戦するかどうかは決めていませんが、より実践的に中国語の会話ができるよう、
また中国語の資料を読みとることができるよう日々頑張っていくつもりです。

4 史林麗さんとの勉強会

(1)『在日本』で働いている範越クンは李淵博社長と同じ安徽省出身で、彼の1年後輩。そんな彼が私の中国語の個人レッスン教師として紹介してくれたのが、律師(弁護士)として深圳の
法律事務所で働き、2016年4月に来日した史林麗さんです。2017年4月21日の
初顔合わせ後、事務所で月1、2回の中国語の勉強を続けていますが、中国の人権・都市問題から
中国共産党の権力闘争、軍事力の拡張、米中対決等々の話題提供はもっぱら
私から。
 他方、中国映画や芸能ネタはもっぱら私が聞き役です。彼女の現在の本業は不動産業で、クッキーこと古婷婷さんと共に合家(あいか)株式会社の代表者。勉強会の後は時々、
居酒屋で飲食しながらの情報交換会もしています。

(2)このように、史さんとの交流が深まっていますが、その状況については、事務所だより第31号・2018(平成30)年盛夏号
「坂和章平とすばらしき人たち~交遊録 その22~
史林麗さん、古婷婷さん」参照。

(3)そんな状況下で、2019年、2020年はずっと月1回の事務所での中国語の勉強会(3時~5時半)が続いています。

5 中国語検定2級に挑戦

(1)2011年12月の中国語検定3級・4級の合格後も毎日少しずつ中国語の勉強を続け、史さんとの勉強を始めた後は、さらにそれを充実させてきました。そんな中、中国語検定2級
挑戦してみようとの気持ちが生まれ、2018年11月には、「モノは試し」的に2級の検定
試験に初チャレンジしました。しかし、これは憲法、民法、刑法の3科目すべての基本書も読んでいない
状況下で司法試験の短答式をはじめて受けた時と同じで、筆記試験には少し手ごた
えを感じましたが、ヒアリングが全くできませんでした。そのため、結果は当然不合格でした。

(2)その後、ヒアリングの勉強を少しずつ続け、2019年6月に2級の検定試験に再チャレンジしましたが、やはり2級のレベルには全く到達できていなかったため、結果は不合格となりました。

(3)2019年6月の検定試験不合格以後も、中国語の勉強は引き続き毎日少しずつやっていますので、いつかは2級に合格できるよう、頑張っていきます。