弁護士 坂和章平による
   「独断」と「偏見」にもとづく

                映 画 評 論
                  
                         更新日 2012(平成24)年2月21日

 〔目 次〕
               注) タイトルの後ろの(年)の表示は映画の製作です。
                  本文はネタバレを含みます。

洋12-1 マイウェイ 12,000キロの真実(2011年)  

        <東映試写室>          2012年1月5日鑑賞
        (韓国映画)              2012年1月13日記
   ・・・ある東洋人が、①ノモンハン事件(1939年)②独ソ戦(1941~45年)③ノル
   マンディーの戦い(1944年)と3つの戦争を体験。そんな、あっと驚く事実が1枚の
   写真から!カン・ジェギュ監督はそんなネタを自由に膨らませ、マラソンを通じた2人
   のライバル物語としたが、帝国軍人と朝鮮人とでは明らかに身分違い?たしかにそ
   うだが、それは軍国ニッポンでのことで、捕虜になれば・・・。
     日本からシベリアを経てノルマンディーまで12000キロの旅の中、最後に2人
   が見つけた「マイウェイ」とは?
   


洋12-2 宇宙人ポール(2010年)  

        <シネ・リーブル梅田>        2012年1月8日鑑賞
        (アメリカ、イギリス合作映画)     2012年1月12日記
   ・・・宇宙人のイメージはさまざまだが、本作にみる宇宙人ポールの風貌は?2人の
   SFオタクが随所で見せる、スティーヴン・スピルバーグ監督や『E.T.』(82年)、
   『未知への遭遇』(77年)へのオマージュはSFファンにはたまらないだろうが、それ
   がわからない人は少し興ざめ?
     ドタバタ劇を伴うロードムービーとしても十分楽しめるが、意外なラストでの大騒
   動を経た大団円は、想定の範囲内・・・?
   


洋12-3 ホーボー・ウィズ・ショットガン(2011年) 

        <テアトル梅田>           2012年1月13日鑑賞
        (カナダ映画)               2012年1月16日記
   ・・・クエンティン・タランティーノ監督が大好きなB級俗悪映画がR18+という日本
   における最も高いレイティングながら、無修正で日本公開!5分に1度のバイオレン
   ス・シーンや連続する阿鼻叫喚血まみれのシーンとは?「ホーボー」とは流れ者、
   ホームレスという意味だが初老の男がなぜショットガンで悪と対決を?
     「さわらぬ神にたたりなし」を決め込んでいないか、しっかり自己点検をしたい
   が、本作を観終わった後は爽快?それとも・・・。


日12-4 逆転裁判(2011年) 

        <東宝試写室>           2012年1月16日鑑賞
        (日本映画)                2012年1月17日記
   ・・・「逆転裁判」なるゲームの存在にまずビックリだが、そのキャラどおりの登場
   人物や衣裳、法廷のあり方にもビックリ!法廷の華は証人尋問だが、「異議あり!」
   の連発だけではダメ。新証拠の提出は?
     骨太のストーリーは結構面白いが、法廷ゲームとホンモノの訴訟を混同しない
   ために、現実の法廷のお勉強もしっかりと!
   


洋12-5 戦火の馬(2011年) 

        <試写会・大阪ステーションシティシネマ>   2012年1月17日鑑賞
        (アメリカ映画)                     2012年1月23日記
   ・・・『三国志』の赤兎馬を見ても、ピーピーと鳴らす口笛で駆けてくる『怪傑ゾロ』
   を見ても、馬の効用や知能そして人間と馬との交流は永遠のテーマだが、第1次世
   界大戦当時にも、こんな感動的な馬と人間との実話があったとは・・・。
     イギリスからフランスへ、そして西部戦線へと転々とする中、主も愛するイギリス
   人の少年から陸軍大尉、ドイツ兵の兄弟、フランス人少女を経て再びドイツ軍へと。
   そんな「戦火」の中、1頭の馬はいかなる生き様を?この馬は主と再会し、共に故郷
   に生還するという奇跡を成し遂げることができるのだろうか?
     スティーブン・スピルバーグ監督が久しぶりに放つ本格的感動作に、ドップリと酔
   いしれたい。


日12-6 ドットハック セカイの向こうに(2012年) 

        <宣伝用DVD鑑賞>         2012年1月18日鑑賞
        (日本映画)                2012年1月20日記
   ・・・中学2年生にもなると誰でもゲームに夢中?とりわけ「THE WORLD」は大
   人気だが、その架空の世界で彼らは一体ナニを?ゲームに批判的な頑固じじい
   までハマってしまうのはその世界が楽しいからだが、所詮架空は架空、現実の方
   がもっと大切では・・・。
     私はそう確信しているが、美しい画面上で展開するクライマックスの展開は、
   かつての『宇宙戦艦ヤマト』(77年)と同じ
・・・?


洋12-7 風にそよぐ草(2009年) 

        <東宝東和試写室>           2012年1月20日鑑賞
        (フランス、イタリア合作映画)       2012年1月23日記
   ・・・新藤兼人監督が99歳にして撮った『一枚のハガキ』(11年)にもビックリだが、
   89歳のフランスの巨匠による、男女の機微にトコトンつっこんだ快作にビックリ!
   原題は「狂った草」らしいが、こりゃ初老の男による『狂った果実』?
     『シェルブールの雨傘』(64年)も、『男と女』(66年)も不思議な雰囲気のフラン
   ス映画だったが、本作はそれ以上に不可解(?)な恋愛映画?アラン・レネ監督の
   レベルまでは到底ムリだが、本作によって少しでも男女の機微を勉強し、精通しな
   ければ・・・。


洋12-8 三国志英傑伝 関羽(関雲長)(2011年) 

        <シネ・リーブル梅田>         2012年1月22日鑑賞
        (中国映画)                 2012年1月24日記
   ・・・あなたは『三国志』の「過五関、斬六将」を知ってる?『レッドクリフ』=「赤壁の
   戦い」ほど有名ではないが、そこでの関羽の英雄豪傑ぶりは語り草だ。
     しかし、それ以上に興味深いのは、関羽という男に惚れた曹操のヘッドハンティ
   ングぶり。青龍偃月刀を振り回すアクションもさることながら、曹操という男の器の
   大きさと、男の約束の「重み」をじっくりと味わいたい。


洋12-9 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年) 

        <GAGA試写室>            2012年1月23日鑑賞
        (イギリス映画)               2012年1月25日記
   ・・・日本でもヨーロッパでも政治と経済が低迷している今、サッチャーのような
   「鉄の女」への待望が?レーガン、サッチャー、中曽根による1980年代の「新保
   守主義」の功罪はそれなりに総括されているが、「何も決められない民主主義」よ
   りよほどマシでは?
     日経新聞の「私の履歴書」でのサッチャーも興味深かったが、本作からは人間
   サッチャーと政治家サッチャーを共に学びたい。しかして、「サッチャー映画」ができ
   るのなら、日本ではぜひ「田中角栄映画」を!


洋12-10 アーティスト(2011年) 

        <GAGA試写室>            2012年1月23日鑑賞
        (フランス映画)               2012年1月31日記
   ・・・3Dの時代に、なぜモノクロのサイレント映画が大フィーバー?時代はサイレ
   ント映画からトーキーに変わる1927~1929年。そんな激変の中、新ヒロインの
   誕生・快進撃と旧おじさんスターの没落は当然だが、そこに生まれる淡い恋(?)
   が本作のミソ。芸能界におけるヒロイン誕生などスキャンダルまみれ。そんな白け
   たことを言わず、2人の心の交流をじっくりと・・・。
     他方、どん底からの立ち直りには工夫と大胆な企画力が不可欠。本作に観る健
   気なヒロインの工夫と企画力に拍手するとともに、大阪の橋下徹市長が発表する
   「船中八策」にも注目!
   


洋12-11 ドラゴン・タトゥーの女(2012年) 

        <試写会・TOHOシネマズ梅田>          2012年1月24日鑑賞
        (アメリカ、スウェーデン、イギリスドイツ合作映画)  2012年1月26日記
   ・・・スウェーデン版『ドラゴン・タトゥーの女』の第1作~第3作はすべて星5つの
   傑作だったから、ネタ不足のハリウッドがそれに飛びついたのは当然。『セブン』
   (95年)のデヴィッド・フィンチャー監督は『ドラゴン・タトゥーの女』にどの女優を
   起用し、『犬神家の一族』(06年)にも似た(?)おどろおどろしいヴァンゲル家の
   理不尽な世界をいかに描き出すの?
     ストーリーは複雑そして展開はスピーディーだから、本作の理解には集中力が
   不可欠だが、そうすればきっと、「ああ映画って面白いものだ!」と実感できることま
   ちがいなし!
   


洋12-12 メランコリア(2011年) 

        <角川映画試写室>           2012年1月25日鑑賞
        (デンマーク、スウェーデン、フランス、ドイツ合作映画)
                                2012年1月28日記
   ・・・『アンチクライスト』(09年)で、カンヌはもとより私を騒然とさせたデンマーク
   の奇才ラース・フォン・トリアー監督が、ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』にの
   せて描く世界観とは?
     メランコリアとは地球に近づく惑星の名前だが、ウェディングドレス姿の妹が見
   せる不安な表情と奇怪な行動の数々は一体なぜ?近づく惑星の大きさ測定は意
   外に原始的な方法でバッチリだが、衝突の不安の中、姉妹はいかなる行動を?
   しかして、「決して明かしてはならない結末」はあなた自身の目で。
   


洋12-13 J・エドガー(2011年) 

        <TOHOシネマズなんば>       2012年1月28日鑑賞
        (アメリカ映画)               2012年2月3日記
   ・・・FBIやCIAは有名だが、それって何をするところ?一体どんな権限を持ってい
    るの?フーバーの名前は有名だが、48年間もFBI長官の座に君臨し続けたのは
    一体ナゼ?そんな疑問が本作で一挙に解決!
      とはいかないが、1919年から1972年までのアメリカの時代状況がよくわか
    るとともに、FBIとフーバー長官の功罪を考える良き教材たることまちがいなし!
    今やアメリカ以上の「人権の国」となった(?)日本と対比しながら、またディカプリ
    オの老け顔に注目しながら、しっかり勉強したい。



洋12-14 おとなのけんか(2011年) 

        <GAGA試写室>              2012年1月30日鑑賞
        (フランス、ドイツ、ポーランド合作映画)  2012年1月31日記
   ・・・子供のケンカを収めるために、双方の両親が話し合い。それも悪くはないが、
   論点整理は?解決の方向性は?オリヴィエ賞とトニー賞をダブル受賞した名作演


   劇をロマン・ポランスキー監督が1時間19分にまとめた本作から、建て前と本音を
   使い分ける人間の本性に迫りたい。
     「ゲロ吐き事件」と「ケータイ水没事件」にはビックリだが、お酒が入ると誰が味方
   で、誰が敵に・・・?弁護士生活38年の私としては、法曹志望者は、こりゃ必見!


日12-15 はやぶさ 遥かなる帰還(2012年) 

        <東映試写室>              2012年2月1日鑑賞
        (日本映画)                 2012年2月13日記
   ・・・「はやぶさ」プロジェクトの成功と人類初の宇宙計画サンプルリターンの成功
   は、いかなる力の結集によって?それを記録映画として描くのは容易だが、人間
   ドラマとしてはいかに描けば?それはあなた自身の目で確認してもらいたいが、
   肝心なのは本作からどんなメッセージを受け止めるかということだ。
     日清・日露戦争は際どい差で勝利したが、それは「はやぶさ」プロジェクトだって
   同じ。すると、その成功体験に酔いしれることは厳禁!むしろ、次の失敗を最小限
   に抑えるための方策をさらに研究しなければ・・・。


洋12-16 昼下がり、ローマの恋(2011年) 

        <角川映画試写室>            2012年2月2日鑑賞
        (イタリア映画)                2012年2月13日記
   ・・・
『昼下がりの情事』(57年)と『ローマの休日』(53年)の組み合わせとはいか
   にも贅沢だが、3つの恋の物語は教訓と喜びでいっぱい!ベルルスコーニ前首相の
   例を持ち出すまでもなくイタリア男は女好きだが、「火遊び」の是非は?日本人とは
   全く違う、カラっとしたジョヴァンニ・ヴェロネージ監督が描く『恋愛マニュアル』の3パ
   ターンをしっかり研究したい。
     とりわけ、ロバート・デ・ニーロとモニカ・ベルッチが演じた「老いらくの恋」の弾け
   ようと、あっと驚くハッピーエンドには拍手!


洋12-17 SHAME -シェイム-(2011年) 

        <東映試写室>                2012年2月3日鑑賞
        (イギリス映画)                 2012年2月13日記
   ・・・日本でも同姓同名の人に戸惑うことがあるが、スティーヴ・マックィーン監督
   とは?「恥を知れ!」はかなり厳しい非難の言葉だが、セックス依存症の主人公が
   見せる「SHAME」の世界は一見平穏?しかし、そこにいくら妹とはいえ、闖入者が
   現れてくると・・・。
     R-18+指定の映像を含む衝撃の異色作を、さてあなたはどう評価?


洋12-18 ヒューゴの不思議な発明(2011年) 

        <試写会・TOHOシネマズ梅田>     2012年2月9日鑑賞
        (アメリカ映画)                 2012年2月13日記
   ・・・
マーティン・スコセッシ監督がディカプリオと決別して(?)、ファンタジーと
   人間愛そして映画愛にあふれる3D映像に挑戦!!ストーリーの軸は、ヒュー
   ゴ少年がこだわる機械人形とパパ・ジョルジュをめぐるさまざまな秘密。しか
   して、本作理解の必須アイテムは『映画検定 公式テキストブック』だ。
     サイレントの『アーティスト』(11年)と3Dの本作がアカデミー賞をめぐって
   激突する様子に注目だが、両者ともこの本を読めば愛着が倍増することまちが
   いなし!回顧趣味と言わず、本作によって映画への愛を今1度確認したい。


洋12-19 青い塩(2011年) 

        <GAGA試写室>              2012年2月10日鑑賞
        (韓国映画)                   2012年2月13日記
   ・・・
伝説の中年ヤクザと若い女性との愛の物語の始まりは料理教室。その設定
   はそれなりに面白いが、物語のミソはその女が殺し屋だったこと。すると、問題は
   任務を優先?それとも愛を優先?
     本作のタイトルの意味は難しい。「青い塩」など誰も見たことないが、若い女性は
   なぜ塩にこだわりを・・・?こんな恋の結末はきっと悲劇。それが定番だが、さて
   ・・・?


日12-20 不惑のアダージョ(2009年) 

        <テアトル梅田>              2012年2月12日鑑賞
        (日本映画)                  2012年2月14日記
   ・・・今ドキの「アラフォー」は元気印だが、教会という狭い世界の中で「不惑」を
   迎えた修道女の身体は更年期障害でボロボロ?ところが、バレエ教室での出会い
   によって第1の変化が、ある男とのハプニングによって第2の変化が・・・。
     女性監督ならではの視点とテーマ設定にビックリだが、男だって理解可能。さら
   に、美しい音楽とバレエシーンは必見!


日12-21 種まく旅人~みのりの茶~(2011年) 

        <宣伝用DVD鑑賞>            2012年2月14日鑑賞
        (日本映画)                  2012年2月15日記
   ・・・『0(ゼロ)からの風』(07年)、『ふたたびーSWING ME AGAINー』
   (10年)で社会問題に鋭く切り込んだ塩屋俊監督が、農業問題について「ちょっと
   いいお話」をソフトかつ温かい視点から映画に。
     化学肥料や農薬が当たり前の時代に、なぜお茶の有機栽培を?都会に馴れた
   お嬢さんに田舎暮らしはもとより、害虫駆除に汗を流すことができるの?風来坊の
   金ちゃんのような脱藩官僚がホントにいるの?そんなこんなの「夢」も、映画なら
   ふんわりと実現可能!
     さて「新しい価値観、豊かな生き方」を応援する塩屋監督流「オーガニック映画」
   のシリーズ化は・・・?


洋12-22 金陵十三釵(The Flowers Of War)(2011年) 

        <ネット配信映像>             2012年2月15日鑑賞
        (中国映画)                  2012年2月18日記
   ・・・「南京事件」を題材とした張芸謀監督最新の超話題作をネット配信の映像、中
   国語・英語の字幕で鑑賞。これぞ小日本!これぞ日本鬼子!の映像に産経新聞は
   「ひどい代物だ」とおかんむりだし、ネット批評でも酷評が多い。日中国交回復40周
   年を迎える今、なぜこんな映画を?
     それが大問題だが、美しい映像、迫力ある戦闘シーン、さらにハリウッドスターと
   2人の美しい謀女郎(イーモーガール)を登場させての考えるネタ提供に私は拍手!
   大切なのは自分で考えること。南京事件についてはもとより、考えるネタ満載の本
   作をあなたはいかに受け止める?
    


洋12-23 ヘルプ ~心がつなぐストーリー~(2011年) 

        <東映試写室>               2012年2月16日鑑賞
        (アメリカ映画)                2012年2月18日記
   ・・・黒人差別を扱った名作映画は多いが、60年代初頭の南部におけるヘルプ
   =黒人メイドたちに必要な「ヘルプ!」とは?その声なき声を取材しベストセラー
   になった女流作家の原作を、同郷のお友達監督が映画化した本作は安い制作費で
   大ヒット!さらに、女たちの群像劇たる本作からは3人が女優賞にノミネート!
     「クソくらえ!」がキーワードとなる中盤以降のスリリングな展開に注目しながら、
   本作の問題提起をしっかり受け止めたい。


洋12-24 マリリン 7日間の恋(2011年) 

        <角川映画試写室>            2012年2月17日鑑賞
        (アメリカ映画)                2012年2月18日記
   ・・・セックス・シンボル、モンロー・ウォーク、ケネディ大統領との情事。ハリウッド
   女優マリリン・モンローにはそんなイメージが強烈だが、イギリスの名優ローレンス
   ・オリヴィエと共演した『王子と踊り子』(57年)の撮影風景に見るその演技力は?
     本作はその撮影中におけるマリリンとサード(第3助監督)を務めた23歳の男性
   との淡い恋(?)を描くもの。その儚さの中に垣間見えるマリリンの少女のような実
   像とは?『ローマの休日』(53年)で観たアン王女と新聞記者との淡い恋(?)と対
   比しながら、マリリンの「実像」に迫るのも一興・・・。


洋12-25 ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年) 

        <TOHOシネマズ梅田>          2012年2月18日鑑賞
        (アメリカ映画)                 2012年2月20日記
   ・・・9・11を扱った名作は多いが、本作は父親を失った少年の視点から9・11を。
   それにしても、このタイトルはナニ?深く傷つき、複雑に入り組んだ少年の心の中が
   わかりにくいのと同様、「ブラックさん」探しの意味もかなり難解!
     後半のポイントは、口を利かない演技でアカデミー賞助演男優賞にノミネート
   されたマックス・フォン・シドーの登場だが、あっと驚く結末からはまさに人間の絆が
   くっきりと・・・。もっとも、私の予想では作品賞の受賞はズバリ無理!