洋11-11 (ショートコメント)

「ナルニア国物語 第3章アスラン王と魔法の島」  


                  2011(平成23)年1月25日鑑賞<TOHOシネマズ梅田>

監督:マイケル・アプテッド
ルーシー・ペベンシー(ペベンシー家の次女)/ジョージー・ヘンリー
エドマンド・ペベンシー(次男)/スキャンダー・ケインズ
カスピアン(ナルニア国の王)/ベン・バーンズ
ユースチス・スクラブ(ルーシーたちのいとこ)/ウィル・ポールター
ドリニアン/ゲーリー・スウィート
ループ卿/ブルース・スペンス
コリアキン(魔法使い)/バイル・ブラウン
リリアンディル/ローラ・ブレント
奴隷商人/コリン・ムーディ
白い魔女/ティンダ・スウィントン
スーザン・ペベンシー(長女)/アナ・ポップルウェル
ピーター・ペベンシー(長男)/ウィリアム・モーズリー
タブロス/シェーン・ランギ
ラインス/アーサー・エンジェル
ゲイル/アラベラ・モートン
声の出演
アスラン(ライオン)/リーアム・ニーソン
リーピチープ(ネズミの族長)/サイモン・ペッグ
2010年・アメリカ映画・112分
配給/20世紀フォックス映画

 今日1月26日は私の誕生日。62歳ともなれば、さすがに『ハリー・ポッター』シリーズには飽きてきたし、『ナルニア国物語』も?そう思ったものの、大スクリーンでの3Dの試写はやはり観ておかなければ・・・。
 第1作ではまだ小さかったペベンシー家の4人兄弟も今はすっかり成長し、今なおナルニア国に興味と関心を示すのは次男のエドマンド(スキャンダー・ケインズ)と次女のルーシー(ジョージー・ヘンリー)だけ。兄ピーター(ウィリアム・モーズリー)と姉スーザン(アナ・ポップルウェル)は両親とともにアメリカに行ったため、本作ではいとこで意地悪なユースチス(ウィル・ポールター)の3人がメインとなる。他方、ナルニア国には第2作で彗星の如く現れ、今やナルニアの立派な王となったカスピアン(ベン・バーンズ)がいた。
 壁にかかる絵の中の海で溺れていたら、目の前にカスピアンが乗る「朝びらき丸」が通りかかり、エドマンド、ルーシー、ユースチスの3人を救出し冒険の旅が始まるという導入部は少し安易だが、この手の映画にそういうケチをつけるのはナンセンス・・・。

 カスピアンが今、東の果てにあるという「アスランの国」に向かっているのは、カスピアンの亡き父王の友人で、邪悪なミラースから逃れるためにナルニアを離れた7人の貴族(七卿)を見つけ出すため。朝びらき丸は①奴隷商人の支配する島、②魔法使いのコリアキン(バイル・ブラウン)が支配する島、③巨大な火山がそびえる金水島などでのさまざまな人との出会いや冒険を経て、最後には大ウミヘビが住むというくらやみ島にたどりつくことに。さあ、そこを舞台としたクライマックスにおけるペベンシー兄妹とカスピアンたちの活躍とは?

 本作には、①小さいくせに口も達者なら腕も達者なネズミの族長リーピチープ(サイモン・ペッグ)、②ナルニア国物語を代表するキャラクターであるライオンのアスラン(リーアム・ニーソン)そして③白い魔女(ティンダ・スウィントン)などの懐かしい顔とともに、①美しい島の娘リリアンディル(ローラ・ブレント)、②奴隷商人に連れ去られた両親の娘ゲイル(アラベラ・モートン)などの新顔が登場する。また、広い海原に乗り出していく高速帆船というのは何よりも夢とロマンをかりたてる存在だが、その乗組員にも①船長のドリニアン(ゲーリー・スウィート)、②上半身は雄牛、下半身は人間の姿をしたタブロス(シェーン・ランギ)などが登場し、ユースチスの意地悪さと臆病さを軸としながら(?)楽しい人物相関図をみせてくれる。
 そんな中あっと驚く仕掛けは、ユースチスが巨大なドラゴンに変身してしまうこと。当初これを悲しんでいたユースチスも、リーピチープからの勇気づけやユースチス自身の自分のおかれた状況の客観的見直しもあって、ラストに向けてはこのドラゴンが大活躍。これが第1作だったらきっと胸をおどらせて楽しんだだろうが、いかんせん3作目ともなると・・・。
                               2011(平成23)年1月26日記