洋11-116
「マジック&ロス」 ![]()
![]()
![]()
![]()
2011(平成23)年11月23日宣伝用<宣伝用DVD鑑賞>
監督:リム・カーワイ
キキ(日本人女性)/杉野希妃
コッピ(韓国人女性)/キム・コッピ
ホテルのベルボーイ/ヤン・イクチュン
2010年・日本、韓国、マレーシア、香港、フランス、アメリカ、中国合作映画・81分
配給/和エンタテインメント
<杉野希妃に注目!>
『シネマルーム27』に掲載する『歓待』(10年)の画像を依頼していたところ、深田晃司監督から、そして主演とプロデューサーを兼ねた杉野希妃氏から提供の連絡があった。そんな中、西九条にある映画館シネ・ヌーヴォから、マレーシアの奇才リム・カーワイ監督作品で、『息もできない』(08年)(『シネマルーム24』157頁参照)のヤン・イクチュンとキム・コッピの2人と杉野希妃が共演するという本作の試写の案内があった。しかし、当日はどうしても出席できないため、宣伝用DVDを送ってもらって本作を自宅で2度鑑賞。『歓待』でもそうだったが、本作でも女優兼プロデューサーとなった、杉野希妃に注目!
<本作は言ってみれば、抽象画!>
『歓待』はしっかりしたストーリーの中で、園子温監督の問題作『冷たい熱帯魚』(10年)と対比しながら「闖入者二態」をしっかり楽しんだ(恐がった?)が、本作は言ってみれば抽象画。香港のリゾート地、ムイウォにあるというホテルを、日本人女性のキキ(杉野希妃)と韓国人女性のコッピ(キム・コッピ)が訪れ、独特の雰囲気を持ったホテルのベルボーイ(ヤン・イクチュン)からそれぞれキーを受け取ったが、さて彼女たちはここで一体ナニを?
<なぜ満室?なぜ再びホテルに?>
フロントには「満室」の張り紙があるが、誰がどう見ても2人の他に客はいない。少しずつ言葉を交わすようになった2人はある日ホテルの奥にある深い森の中に入っていったが、そこには美しい滝が。その後クーポンによる予定の滞在時間を終えた2人はチェックアウトを済ませたが、なぜかその直後2人して、またホテルに戻り、「ツインはなくダブルの部屋しかないが、それでもいいか」というベルボーイの言葉に頷いた。そして、以降ダブルの部屋を2人の拠点として再びリゾート気分を満喫する2人。そんな2人にベルボーイが興味を示したのは当然だが、さてここからどんな展開が・・・?
<摩訶不思議な雰囲気をタップリと>
若く美しい女同士がダブルベッドの中で一緒に眠る風景はそれなりの絵になるが、コッピが書いている日記(?)をキキが盗み読みしたり、キキが使っている歯ブラシにコッピがいたずら(?)したりと、女同士のホテルライフは何となく奇妙。さらに、後半になると互いを求め合う中で次第に同性愛的雰囲気が顕著になってくるから、これまた奇妙。その挙句に新聞にはある死亡事件の記事が・・・。さて、スクリーン上で私たちの目に映る風景の何が真実で、何が夢なの?そんなこんなの摩訶不思議な雰囲気を、本作でタップリと。
2011(平成23)年12月2日記